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純度の高いコカインと、混ぜ物があるコカインの違い 近年、コカインの流入が急増している英国で、当局が、コカインの混ぜ物として利用される薬品の不正流通を摘発して、コカインの流通に打撃を加えたというものだそうです。
コカインの混ぜ物が薬物戦争の標的に 英国の重大組織犯罪局Serious Organised Crime Agency (Soca)が押収した2トンのベンゾカインが焼却炉にいれられる。ベンゾカインは、薬物販売組織がとしてよく使うコカインの混ぜ物の代表的なもの。 ひと昔前のアメリカでは、コカインの混ぜ物として糖類や粉ミルク、ホウ酸などが知られていましたが、最近では、ビデオに登場したベンゾカインのほか、リドカイン、リグノカインなど、多少なりともコカインに似た作用のある薬品などが代表的な混ぜ物としてよく使われているといいます。 英国では、末端で密売されるコカインの純度はかなり低く、10パーセント以下のものも珍しくない状態です。下の図は、『世界薬物報告書2010年版』に掲載された「連合王国(UK)の20009年1~9月における流通コカインの純度」という表です。 国境で押収されたコカインが純度80から50パーセントのものが多いのに比べて、警察が末端で押収したコカインでは、純度20パーセント以下のものが圧倒的に多くなっているのがわかります。 密輸された高純度のコカインに、混ぜ物を加えて増量し、利益を少しでもふくらますのが、薬物犯罪組織のやり口だと、上記のビデオは説明しています。 記事によると、大量のベンゾカインを押収したことで、末端でのコカイン密売価格に上昇がみられるとのこと。混ぜ物を入手しそこなった犯罪組織は、コカインの密売を控えているのではという観測もあるようです。コカインの密輸阻止と同じように、混ぜ物のやみ流通にストップをかけることも、薬物コントロールの有効な手段だと、記事はいいます。 ところで、薬物に混ぜ物はつきもので、純度が高いと定評のある日本の覚せい剤市場でも、末端では、ときどき混ぜ物の多い覚せい剤が押収されています。
混ぜ物コカインの危険度 一般的に、路上で売られているクラック・コカインには、かさ増しするために混ぜ物が入っている可能性がある。カナダのRCMP(王立カナダ騎馬警察)連邦薬物局のKent Dahlによれば、「コカインに見せかけた白色の物質がかさ増しのために混ぜられており、これらの不純物にはレバミゾールのような有毒な不純物すら用いられていたことが報告されているという。 コカインのかさ増しに使われる材料
※蝋、油脂系、粉ミルクは体には害は無いが、有毒性が高いものも平気で混ぜてある場合もあるらしい。 クラックコカインについて クラック・コカインとして使用されている物の中には、低純度の代物やまがい物も存在しており、これらにはコカイン吸引による健康へのリスクのほかに、他の成分由来のリスクが存在する。中でも、スピードボール(Speedball)あるいはスノーボーリング(snowballing)と呼ばれるコカインとヘロインの併用物は、コカインとヘロインいずれの単独使用よりもいっそう危険である。 クラック・コカインにより大量のドパミンが放出されることで、脳は他の組織への影響を与えようとする意欲を生じる。この生理反応により、脳は体内に大量のアドレナリンを放出させ、心拍数の上昇と血圧上昇の傾向を起こすことで、長期的には循環器系への問題を生じさせる。 この研究は、クラック・コカインの喫煙による摂取が他のコカインの摂取法よりもより多くの健康問題を生じさせることを示唆している。 有毒な不純物 例えば、蝋燭などのロウ(コカイン・クラックの見た目を偽装するために用いられる)の場合では、タバコ中で燃焼することで有害な煙が発生する。マカダミアナッツ(場合によっては警察がおとり捜査に用いる偽物であるかもしれない。粉末の外見がコカイン・クラックに類似)を掴まされた場合でも同様に、タバコ中で燃焼することで発生する有害な煙を吸うハメになる。 PR |
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