
夏バテ対策にはしっかり食事をとることが大切。でも、食欲のないときに
無理して食べるのは逆効果。体力維持に役立つ食材を、効率よくとりましょう。
まずとりたいのは、良質のたんぱく質。さっぱりと麺類などで食事をすませるときも
少量でよいので、肉、魚、豆類などをトッピングするといいでしょう。
また、代謝機能の働きを高めるビタミンB群は、夏バテ防止に積極的に
取り入れたい栄養素。とくに疲労回復に効果があり、糖代謝を高める
ビタミンB1は有効です。ビタミンB1は豚肉やウナギ、納豆や玄米などに
ふくまれています。ただし、B群はお互いに助け合って作用するため、
ビタミンB1をとるときは、レバー、魚類、ナッツ、チーズなど
他のB群をふくむ食材と一緒に食べるといいでしょう。
また、水分補給は大事ですが、水やお茶ばかり大量に飲むと、
血中のナトリウムが薄まり、低ナトリウム血症をおこす危険性が。
塩分やミネラルをふくんだスポーツドリンクが理想的です。
ただし、スポーツドリンクの中には、飲みやすくするため、
糖分をたくさんふくんでいるものも。血糖値が高めの人は、糖尿病を
発症する恐れがあるので、水で薄めて飲むなど注意したいものです。
また、ビールを水分だと思って飲むのは逆効果。ビールを飲むと、
アルコールの分解過程で水分が取り込まれ、飲んだ量の1.5倍が
尿として排泄されるのです。食欲不振からくる夏バテは本当につらいもの。
今年の夏は夏バテしないよう、「量より質」の食事を心がけましょう。
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